はじめに
以下は,オートパイロットに関する三級海技士(航海)の筆記試験の過去問題です。
※ 出題は,平成20年7月から平成30年2月定期試験までの問題を調べたものです。(類)は,類似の問題を示します。解答は一緒です。「平成/年」を数字で示しております。
調整装置
問題1
オートパイロットに自動直進操舵を能率的に行わせるための調整装置に関する次の問いに答えよ。23/02
(1) 天候調整が必要とされる理由を述べよ。
(2) (1)のほかに,どのような調整装置が取り付けられているか。2つあげよ。
問題2
オートパイロットに自動直進操舵を能率的に行わせるため,天候調整が必要とされる理由を述べよ。21/10
問題3
オートパイロットによる設定針路の保持を効率的に行わせるため,天候調整が必要とされる理由を述べよ。 25/02
問題4
操舵制御装置による設定針路の保持を能率的に行わせるため,天候調整が必要とされる理由を述べよ。 27/04,28/04,28/07
コメント
問題を見て頂ければわかる通り,ほぼ天候調整に関する問題です。
口述試験になると,他の調整装置と合わせて,その機能について簡単に説明するよう求められます。
不具合
問題1
〔問題A〕
オートパイロットを自動操舵として航行中,突然故障が発生し自動操舵が不能になったときの操舵スタンド(コントロールスタンド)における操作法を述べよ。
【問題:20/07,22/10,24/02,26/07】
〔問題B〕
操舵制御装置を自動操舵として航行中,突然故障が発生し自動操舵が不能になったときの操舵スタンド(コントロールスタンド)における操作法を述べよ。
【出題:29/02】
問題2
オートパイロットを自動操舵として航行中,警報器が鳴るのはどのような場合か。
【問題:22/02,23/04,24/10】
コメント
見てのとおり,パターンは,2つです。
問題1は,操舵制御装置の構成を理解し,どのような順番で切り替えを行っていくのかを理解している必要があります。
問題2は,どのような時に異常と判断されるか?ということですが,一つは,機器の異常,もう一つは,制御の異常(制御が適正に行われていない,操作が不適正など)があります。具体的な警報の名称を覚えておきましょう。