航海計画(変針目標)
以下は,三級海技士(航海)の筆記試験における,航海計画(変針目標)に関する過去問題です。基本的な問題なのでよく理解して覚えましょう。※ 出題は,平成20年7月から平成30年2月定期試験までの問題を調べたものです。「平成/年」を数字で示しております。
問題1
沿岸航行中における変針目標の選定に関する次の問いに答えよ。
(1) どのような方向の目標を選べばよいか。
(2) 帆船や漁船などの多い海域では,特にどのような考慮が必要か。
【出題:22/07,23/07】
問題2
沿岸航行中における変針目標を選定する場合,どのような方向の目標を選べばよいか。
【出題:25/04,27/04,29/07】
解説
まずは,顕著な物標を目標に選ぶのは,基本ですが,もう一つ,正横変針を心がけることも大切です。では,なぜ正横変針なのでしょう?
変針の際,いちいち位置を入れていたら変針が間に合わなくなりますね。
正横変針の利点は,一定の離岸距離を保ちながら変針できること,変針前も変針後も1つの物標で自船の位置を把握できることなどがあります。