ちいさなふなのるくんの大冒険(迷子編) 第2話 一般貨物船

ふなのるくんお姉さんは、ある船の前に来ました。

「ふなのるくん、これはね、一般貨物船といって、荷物を積む大きな空間があって、そこにいろんなものを積めるようになっているんだ。」

「へ~」

船の人に中を見せてもらえることになった、お姉さんとふなのるくんは、船の上の方にある部屋にきました。

「ふなのるくん。ここは船橋と言って船の運転をする部屋なのよ。」

「へ~。ハンドルがあるね。」

「そうね。これは、操舵ハンドルと言って、これで舵の向きを変えて船の方向を変えるのよ。」

「ふ~ん。じゃあ、このレバーみたいなものは?」

「このレバーで船のエンジンを操作して、速度の調整をするの。後ろに船を動かす時もこのレバーで操作するのよ。」

「へ~。じゃあ、こっちのハンドルと、このレバーで船を操作しているんだ。」

「そうね。普通の時はね。他にもスラスターと言って、船を港に着ける時に、船の横方向に水流を出して、着けやすくする機械もあるのよ。」

「へ~。じゃあ、操縦するの大変だね。」

「そうね、このぐらいの船だと1人で3つの操作をするのよ。」

「へ~。お姉さんもできるの?」

「まあね。」

「すご~い。」

「ところでふなのるくん、何か思い出した?」

「う~ん。よくわかんないけど、こんな船じゃなかった気がする。」

「じゃあ、他の種類の船に行ってみようか。」

「うん。」

こうして、ふなのるくんとお姉さんの旅は、続くのでした。

つづく

前回までのお話

https://kaigijyuku.com/archives/1344

https://kaigijyuku.com/archives/1408

参考サイト

一般貨物船(日本内航海運組合総連合会 キッズコーナー)