三級海技士(航海) 運用 筆記試験問題 天気図(5)

三級海技士(航海) 運用 筆記試験問題 天気図(5)

以下は,三級海技士(航海)の筆記試験における,運用に関する過去問題です。

※ 出題は,平成20年7月から平成30年2月定期試験までの問題を調べたものです。「平成/年」を数字で示しております。

問題1

気象無線模写放送(ファクシミリ放送又はFAX)とは何か。また,この放送を利用するとどのような利点があるか。

【出題:21/10,22/10,23/10,28/07,29/10】

問題2

気象無線模写放送(ファクシミリ放送又はFAX)で送られてくる地上天気図に記載されることがある次の(1)及び(2)の記号は,それぞれ何の表示で,どのような内容を表しているか。

【出題:21/07,24/04,26/02,27/04】

(1) [W] (2) [GW]

解答1

海域毎に定められた変調形式の電波を用いて送信され,それを専用の受信機により船上で受信することによって,地上解析図,海上波浪図あるいは高層天気図などの気象図を得ることが出来るものである。
その利点としては,航行予定海域の気象海象や台風の進路等を知ることができ,安全運航・経済運航に寄与することである。

解答2

(1) 海上風警報:海上で風力7の状態に既になっているか,または24時間以内にその状態になることが予想される場合に発表される警報である。

(2) 海上強風警報:海上で風力8~9の状態に既になっているか,または24時間以内にその状態になることが予想される場合に発表される警報である。

参考文献

航海技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(航海)800題 平成24年度版,成山堂書店,2012年

航海技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(航海)800題 平成27年度版,成山堂書店,2015年

航海技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(航海)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

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