二級海技士(航海) 航海筆記問題 海図による船位,針路及び航程の求め方
以下は,二級海技士(航海)の筆記試験における,航海に関する過去問題です。
※ 出題は,平成18年7月から平成30年2月定期試験まで及び平成30年10月の問題を調べたものです。「平成/年」を数字で示しております。
問題1
【出題:18/10,類似問題:20/04,22/02,25/07,27/07,29/04】
A丸(速力14ノット)は、真針路185°で航行中、1115L灯台を真方位220°に測定し、そのままの針路,速力で続航して、1200同灯台を真方位305°に測定した。次の(1)及び(2)を計算により求めよ。ただし、この海域には、流向240°(真方位),流速2ノットの海流がある。
(1)A丸の実航真針路及び速力
(2)1200におけるA丸からL灯台までの距離
問題2
【出題:19/10,類似問題:21/02,25/04,26/07,29/02,30/02】
A丸(速力16ノット)は、真針路050°で航行中、1200甲灯台の真方位を015°に測定し、その後も同一の針路・速力で航行を続け、1236再び同灯台の真方位を340°に測定した。この間、この海域には流速3ノットの海流が一定方向に流れていたものとして次の問いに答えよ。
(1) 1236に、A丸が甲灯台に最も接近するのは、どのような流向の海流があった場合か。
(2) (1)の場合、A丸の甲灯台からの距離は何海里か。
問題3
【出題:20/02,類似問題:23/10,25/10,30/10】
A丸(速力15ノット)は、真針路130°で航行中、1112 L灯台を真方位070°に測定し、そのままの針路,速力で続航して、1200同灯台を真方位000°に測定した。次の(1)及び(2)を計算により求めよ。ただし、この海域には、流向045°(真方位),流速2ノットの海流があり、また、L灯台の位置は33°-15‛N,134°-11‛Eである。
(1) A丸の実航真針路及び実速力
(2) 1200におけるA丸の船位(緯度,経度)
問題4
【出題:23/7,類似問題:19/02,21/02,24/10,27/04,28/04,29/07】
沿岸航行中、A灯台とB灯台のジャイロコンパス方位をほとんど同時に測り、それぞれ135°、190°を得て、その測定値をそのまま用い、クロス方位法によって船位を求めた。ジャイロコンパスに(+)2.0°の誤差があった場合、船位の誤差(正しい船位からの距離)は何海里となるか。計算により求めよ。ただし、A,B両灯台間の距離は11海里である。
問題5
【出題:19/04,類似問題:21/07,26/10,28/10】
甲丸は、L灯台から真方位135°,距離43海里の地点を発し、3時間後に同灯台を右げん正横12海里で航過する予定である。甲丸がとらなければならないジャイロコース及び対水速力を計算により求めよ。ただし、この海域には、流向010°(真方位),流速2ノットの海流があり、ジャイロ誤差はない。