おはようございます。
そろそろ、7月の定期試験の口述試験が始まる頃かと思います。
そこで、最近、気になった、海事法規に関して、題記のような視点で少しお話します。航海系の方も機関系の方も共通する内容で話したいと思います。
さて、皆さんは、海事法規を勉強する時にどんなものを参考にしますか?
海技試験六法?参考書?教科書?
詳しい参考書や教科書を持っている方は、そちらを使う方が良いかと思いますが、持っていない方は、インターネットを利用されるのは、如何でしょうか?
最近は、インターネットから法律,省令が簡単に検索できます。
もちろん、そもそも法律の名前を知らなければ、ほしい情報にたどり着くまで時間がかかりますが・・・
例えば、航海系の方で、船舶の「追い越し」に関することを調べたいという方がいらっしゃるとしましょう。
ぱっと思い浮かぶのは、海上衝突予防法。
海上衝突予防法を、まずは、検索。
海上衝突予防法が表示されたらページ内を検索します。
以下の図は、Google Chromeの画面ですが、右上の点が表示されているところをクリックすると以下のメニューが出てきます。
そして「検索」をクリックすると、
右上に検索用の窓が表示されますので、「追い越」と入力してリターンしてください。
そうすると、キーワードが何個あり、何番目のキーワードを表示しているかが示されます。
そして、上下の矢印キー(^ v)をクリックすると次のキーワードへと移動します。
キーワードは、以下のようにハイライト表示されますので、自分が望んでいるキーワードにたどり着くまで探してみてください。
この検索方法は、口述試験を受験する方にも有効です。
例えば、過去問を入手したものの、答えがわからない(どこに掲載されているのかわからない)場合、海技試験六法を目で追って見るよりも、はるかに早くたどり着けます。
とりあえず、一問。
- 問:船内における高所作業とは、高さ何メートル以上のところで行う作業をいうか?
- それを示している条文は、何という法律又は規則の何条に示してあるか?
六法問題の定番ですね。
お時間があれば、以下の問題に答えてみてください(掲載されている法律等と条文も)。
- 発航前の検査とは何か?(航海三級)
- 船内の据え置き書類には、どのようなものがあるか(航海三級)
- 発電機の絶縁抵抗について説明せよ(機関三級)
- 操練は、労働時間に含まれるか?(航海・機関三級)
どうですか?海技試験六法をめくるより早いでしょう?
便利な世の中になりましたね~
でも、海技試験(口述)の時に、海技試験六法は忘れていかないでね!!!