三級海技士(機関)機関一 筆記問題 補助ボイラ 作動原理(11)

三級海技士(機関)機関一 筆記問題 補助ボイラ 作動原理(11)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関一に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

補助ボイラの安全弁に関する次の問いに答えよ。【出題:27/07】

(1) 安全弁の揚弁装置とは,どのようなものか。

(2) 安全弁が噴気して,吹止まり圧までボイラ圧が降下しても吹出しが止まらない場合の原因は,何か。(2つあげよ。)

(3) 安全弁が噴気した場合,どのような応急処置を行うか。

解答

(1) ボイラ蒸気圧力過昇により破裂の危険が発生した際,安全弁本体の操作レバーに取り付けられたワイヤを離れた場所から操作することで蒸気を大気中に逃がす装置のこと。

(2) 以下のうち2つ解答する。
① 弁及び弁シートの擦り合わせ不良
② リップクリアランスの調整不良
③ 安全弁ばねの折損または不良
④ スピンドルの湾曲
⑤ 弁の足と弁座筒部の隙間が過大または過小のとき

(3) ① ボイラ点火中であればすぐに消火し,さらなる圧力上昇を防ぐ。
② タンク加熱などの蒸気消費量を増し,蒸気圧力の降下を図る。

参考文献

機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年

東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

三級海技士(機関)筆記試験問題
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