ジャイロコンパス作動の概念

おはようございます。

本日は、検索ワードで多かったジャイロエラーについてお話ししましょう。

とは、いうものの、答えは、自分なりに勉強してほしいので、ジャイロコンパスについてお話しします。

ジャイロエラーとは、ジャイロコンパスの誤差であります。

ということは、ジャイロコンパスがどのような原理で北を示しているのか?というのを理解しなければなりませんね。

そもそも、ジャイロって何?ということです。

まあ、簡単に言えば、高速で回るコマなんですけど、3次元で自由に回転するコマと言った方が良いかと思います。

ジャイロコンパスは、高速でコマを回すと、コマがある一定の方向で制止するという原理(回転惰性)とそれに何らかの力を加えると、その力に応じた方向にコマが向くという原理(プレセッションという)を利用したものです。

じゃあ、どうやって、北がわかるの?ということですが、プレセッションを利用して、というか、プレセッションを把握して、北を求めるのです。

つまり、ジャイロに与える力に応じて、コマが一定方向に向くのだから、ジャイロを地球上に置けば、地球の自転の力に応じて、ジャイロが一定方向を示すということになりますね。

これが、原理です。

では、どういった時に誤差を生じるか?ということですが、簡単に言えば、ジャイロに地球の自転以外の力が加わった時です。

その他としては、緯度の違いによって、ジャイロが受ける地球の自転による力の大きさが違うことの影響です。

たとえば、船が変針するとき、船が動揺するとき、船が増速・減速するとき。

ということで、本日は、概念のみをお話ししました。

ただ、この概念を理解しておけば、参考書等を読んだ時に、ジャイロエラーについて理解ができるのではないかと思います。