船乗り、船員になるには、まず・・・

おはようございます。本日は、「船乗り、船員になるには、まず・・・」と題して、少し私見をお話ししたいと思います。

最近、「Yahoo!知恵袋」で検索していると「船乗りになりたいのですがどういった学校、資格を取ればよいのか?」とか、漠然と「船員になりたいのですか」という質問を見かけます。

細かく回答してあげたいのですが、情報を整理する時間もなく、しっかりとした答えが返せないでいます。

なぜか?というと、そもそも「船乗り」って何?という疑問が浮かぶからです。

goo国語辞書(情報源:デジタル大辞泉,小学館)によれば、船乗りとは、「1 船に乗り込んで、船の仕事に従事する人。船員。」「2 船に乗って出立すること。」とのことです。

今回のお話は、職業の話なので、「1 船に乗り込んで、船の仕事に従事する人。船員。」について考えてみましょう。

ここでまず重要なのは、「船」って、どんな船?というのと、「船の仕事」とは、どのような仕事ということです。

つまり職業を選択する際には、どのような船でどのような仕事がしたいのか?ということが重要だということです。

それによって、どのような資格が必要で、どのような学校へ進めば良いのか?というのが決まってきます。

ということで、漠然と「船乗り」「船員」になりたいのですが、と言われましても範囲が広すぎて、(正確に)答えられないということになります。

色々、困って、質問されている方なので、何とか答えてあげたいということで、私の答えとしては、まずは、「どんな船に乗りたいか、色んな船があるので、調べてみてください」と答えます。

例えば船の種類で言うと、豪華な客船。島へ人や荷物を運ぶ貨客船。魚を捕る漁船。日本に原油を運ぶ大きなタンカー。日本の各地へ荷物を運ぶ貨物船海底線を敷設する船。海上自衛隊の艦船。海上保安庁の巡視船艇。海洋調査を行う調査船。などなど。

大きさで言うと、一人乗りのジェットスキーから全長300mを超える大型貨物船まで、さまざまです。

船の中の職業としては、船の操縦を行う航海士、船の推進設備とその付属装置の操作・メンテナンス等を担当する機関士、通信機器を担当する通信士、船内の食事を担当する司厨員、その他船の種類に合わせた専門の業種などがあります。

そうそう、厳密に言うと、「船員」と「船乗り」は、少し意味合いが違います。

「船員」は、一応、船員法という法律に定義されています。

詳しいお話は、またの機会にしますが、自衛隊の艦艇に乗るためには、一般の船舶に乗るような資格は必要ありませんし、自家用船に乗る船乗りは、船員法上の船員ではありません。

では、また、次の機会に。つづく(たぶん)

参考サイト

海の仕事.com(いろいろな船)

海の仕事.com(船乗りの仕事)