3E 機関3 筆記試験問題〔計算問題No.22 〕金属の熱膨張(2)

3E 機関3 筆記試験問題〔計算問題No.22 〕金属の熱膨張(2)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関3 計算問題に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

直径150㎜,長さ300㎜の鋼の円柱の温度が80℃上昇したとき,円柱の体積の増加は,いくらか。ただし,この鋼の線膨張率は,1.2×10-5-1とする。

【出題: 23/07】

解説

前回は,パイプ(直径)が膨張すると断面積がどれだけ増えるかという問題でしたね。

今回は,円柱が膨張すると体積がどれだけ増えるかという問題です。

円柱の体積は,円の面積に高さを掛けたものですね。

つまり,前回の問題(二次元)にもう一次元増えて,三次元になるだけです。

この時,高さも膨張しますので,同じように膨張の式を用いて増加した後の高さを求めます。

膨張する前の高さを とし,膨張後の高さを とすれば,

また,膨張前の体積を とし,膨張後の体積を とすれば,

答え:15.2828㎝3

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