3E執務一般 筆記問題 機関備品の管理

3E執務一般 筆記問題 機関備品の管理

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,執務一般に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

機関備品の取扱い上の注意事項をあげよ。
【出題:23/02,25/02,27/10】

コメント

船舶機関規則 第101条には, 「船舶には、当該船舶に備え付ける機関の種類、用途及び数量に応じ、当該機関の保守及び船舶内において行う軽微な修理に必要となる予備の部品、測定器具及び工具を機関室内又は船舶内の適当な場所に備え付けなければならない。」とされています。

これは,一般に法定備品と呼ばれ,規則に定められた備品を備えていなければなりません。

しかし,これは,最低限備えていなければならない物であり,それだけ備えておけば,良いというものではありません。

機関備品の品目や数は,その船に対する経験と実績に合わせて決定していく必要があります。

その上で,過剰な在庫は避けつつ,適正な品目と数量の備品を備えることが機関士の能力と言っても良いでしょう。

現在,外航海運は,船舶管理により,備品の在庫を適正に持つよう管理されていますが,内航海運で船舶管理を適正に行っていない会社では,機関士に任されている部分が大きいと言えます。

ということで,答えとしては,適正な品目と適正な数を常に保有し,使用したなら(不足したら)早急に補充する。予め使用することが分かっていいる物は,使用する時期に合わせて予め発注し,必要な量を保持することを心掛ける。中には,使用期限のあるものもあるので,品目と数量と共に使用期限等を把握しておく。といった内容を箇条書きで答えましょう。

三級海技士(機関)筆記試験問題
このページでは、三級海技士(機関)の筆記試験問題に関する説明を行います。