3E執務一般 筆記問題 船舶による環境の汚染の防止 その1

3E執務一般 筆記問題 船舶による環境の汚染の防止 その1

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,執務一般に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

船舶による海洋汚染の主な原因には,どのようなものがあるか。

【出題:24/07】

問題

船舶による海洋汚染の主な原因をあげよ。

【出題:27/02,28/10】

コメント

まず,海洋汚染とは何でしょう?

船舶からの海洋汚染等については,『海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律』に規定されています。

第二条(海洋汚染等及び海上災害の防止)
何人も、船舶、海洋施設又は航空機からの油、有害液体物質等又は廃棄物の排出、船舶からの有害水バラストの排出、油、有害液体物質等又は廃棄物の海底下廃棄、船舶からの排出ガスの放出その他の行為により海洋汚染等をしないように努めなければならない。

これが答えですと言いたいところですが,例えば「油」とは何?「廃棄物」とはどんな物?といったところで,簡単な説明が必要です。
第二条に示されている項目について少し説明を加え,箇条書きで解答しましょう。
そうそう,余談ですが,この法律は,「船舶、海洋施設又は航空機からの」と,その状況は限定されていますが,船員や船舶所有者等に適用される法律ではないですから。一般の方が船で釣りに行って,船から上記の物を排出・排気する場合にも適用されますので,法律を守り,海を汚損しないようにしましょう。

三級海技士(機関)筆記試験問題
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