三級海技士(機関)機関三 筆記問題 燃料(1)

3E機関三 筆記問題 燃料(1)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関三に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

硫黄分を含む重油が燃焼して,硫酸を生じる過程を順次述べよ。

【出題:23/02,24/07】

回答例

まず、硫黄分(S)が燃焼して,酸素と結びつき,S+O2→2SO2(無水亜硫酸,亜硫酸ガス)となる。

更に,SO2が過剰の空気で酸化され,2SO2+O2→2SO3(無水硫酸)となる。

一方で,重油の燃焼によって生じたH2から,水蒸気(H2O)が発生し,混入水分によるものを含み,この露点温度はCO2,NO(一酸化窒素)の存在下では,通常の露点温度より高くなるのでこれが壁面で凝縮する。
この結果,SO3+H2O→H2SO4(硫酸)となる。

三級海技士(機関)筆記試験問題
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