誘導電動機

問題

誘導電動機の種類とその違いについて述べよ。

解答例

誘導電動機に関しての質問は、機関の口述でよく出る問題の一つ。

しかし、なんだかよく分からない。

詳しく勉強していくときりがないので、詳しくは、下のサイトをご参照ください。

電動機は、電気モーターともいわれますが、要は、電気の力でモーターを回しましょうというもの。

じゃあ、どうやって回すの?ということになりますが、電気で電磁石を形成して、電磁石の反発の力や引き寄せあう力を回転力に変えましょうというのが、電気モーターです。

電磁石と永久磁石を利用して、回転力を発生させます。

試験では、巻き線形誘導電動機とかご形誘導電動機について聞かれることがよくあります。少なくともこの2つは覚えておく必要があるでしょう。

この差は、何なのか?

簡単に言えば、電磁石が回転しているのが、巻き線形誘導電動機で、電磁石が回転していないのがかご形誘導電動機。

つまり、巻き線形誘導電動機は、電磁石が回転して、永久磁石がその周りに固定されています。また、かご形誘導電動機は、かごの形(円筒形)に配置された永久磁石が回転し、電磁石がその周りに配置されているというものです。

船で主に使われる交流電流の場合、周期的に電圧が+-を繰り返します。この交流電流を使用すれば、電磁石のNとSを入れかえることが簡単に可能なのです。

そして、船内で使用される440V系電源は、三相です。このため、周期的にN-Sを繰り返す電磁石を3つ利用できるのです。これをうまく配置すれば、電磁石を利用して回転力を獲られるというわけです。

船舶で一般に用いられるモーターは、かご形誘導電動機です。

とりあえず、雑な三次元イメージですが、かご形誘導電動機の断面を掲載しておきます。

詳しくは、参考サイトをご覧ください。

E20001

参考サイト

3相かご型誘導電動機の原理

CRANE-CLUB,三相誘導電動機

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