三級海技士(機関)機関二 筆記問題 補機油圧装置(2)
以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関二に関する過去問題です。
※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。
問題
図は,油圧装置の流量調節弁の略図である。図に関する次の文の[ ]の中に適合する字句を記せ。油圧装置に用いられる次の(1)~(4)の用語をそれぞれ説明せよ。 【出題:27/10】
(1) セルフシール継手
(2) アンロード弁
(3) シーケンス弁
(4) 減圧弁
解答
(1) 両接続金具が連結されると自動的に開き,分離されると自動的に閉じる逆止め弁を端部に内蔵する急速継手。
(2) 一定の条件でポンプを無負荷にするために使用される圧力制御弁。系統圧力が設定値に達するとポンプを無負荷とし,また系統圧力が設定値まで低下すれば再び圧力流体を供給する。
(3) ① 2つ以上の分岐回路をもつ回路内で,その作動順序を回路の圧力などによって制御する弁。
② 入口圧力または外部パイロット圧力が所定の圧力に達すると,入口側から出口側への流れを許す圧力制御弁。
(4) ① 主回路の圧力より低い圧力を必要とするとき(分岐回路など)に使用される弁で,一定の二次圧力が得られる。
② 流量または入口側圧力にかかわりなく,出口側圧力を入口側圧力よりも低い設定圧力に調整する圧力制御弁。
このページでは、三級海技士(機関)の筆記試験問題に関する説明を行います。