三級海技士(機関)機関一 筆記問題 補助ボイラ 作動原理(8)

三級海技士(機関)機関一 筆記問題 補助ボイラ 作動原理(8)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関一に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

排ガスエコノマイザの加熱管に付着したすすを除去する装置には,蒸気噴射式以外にどのようなものがあるか。3つあげ,その概要を述べよ。

【出題:22/10,25/04,28/10,29/10】

解答

① 空気噴射式:蒸気の代わりに空気を噴射することによって加熱管に付着したすすを吹き飛ばす方法である。排ガスエコノマイザの熱回収率を直接低下させない利点がある。
② 水噴射式:低温の水を加熱管へ噴射することによって固着したすすの被膜を瞬時に冷却し熱ひずみを起こさせ、ひび割れ剥離させるとともに、軟らかいすすに対しては水が蒸気になるときの体積膨張力を利用して、すすを飛散させる効果を利用した方法である。
③ 鋼球散布式:鋼球を水管群上部から自然落下にて散布し、その衝撃力によって過熱管に付着したすすを除去する方法である。

参考文献

機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年

東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

三級海技士(機関)筆記試験問題
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