三級海技士(機関)口述対策 10日間チャレンジ1日目

おはようございます。

当サイトでは、既に三級海技士(航海)の10日間集中講義が発表されていますが、機関の方はまだか?というリクエストにお応えして、今週から10回に亘って、過去問とそのヒント及びコメント(※)を掲載していきたいと思います。

答えは、自分で調べてください。

まず第一回目は、平成26年10月の問題から


基礎工学

問1.伝熱の種類を3つ挙げ、簡単に違いを説明せよ。

問2.応力の種類を挙げ、簡単に説明せよ。

※ 問1,2については、絵を描けるようにしましょう。

問3.安全率の定義を説明せよ。

ディーゼル

問4.練習船のディーゼル主機関で、次の各温度は、どの程度だったか?

① 冷却清水出口温度,② LO入口温度,③ FO入口温度
※ なぜ、その程度の温度か?まで勉強すれば完璧!

問5.ディーゼルエンジン各部名称を答えよ(図面を見ながら各部の名称を答える)

※ この問題は、四サイクル版と二サイクル版があります。違いをよく理解しておいてください。

問6.ブローバイとは何か?

※ どういった現象で、どのような不具合があるか?また、その原因について答えられる必要があります。

問7.ピストンロッドの材質と加工方法について答えよ。

問8.スタフィングボックスの役割は何か?

※ それは、二サイクル?四サイクル?どちらのディーゼル機関に装備されていますか?

問9.オイルミストディテクターは、何のためにあるか。その役割を答えよ。

問10.オートスローダウンのリセットは、どのようにして行うか?

※ そもそもオートスローダウンって、何のためにあって、どのような状態になるの?

補機

問11.モリエル線図を描いて説明せよ。

ボイラー

問12.ウォーターハンマーとはどのような現象を言うか?

※ どうなったら起こるの?どのような不具合を生じるの?

問13.ボイラーにおけるキャリーオーバーとはどのような現象を言うか?

※ 宝くじのキャリーオーバーとは、イメージが違うよ。

問14.清缶剤を使用する目的を答えよ。

プロペラ

問15.プロペラの各部の名称を答えよ(図を見ながら答える問題)

※ できれば図を描けるように。

問16.プロペラが振動する理由について答えよ。

問17.レーシングとはどのような現象を言うか。

問18.ハイスキュープロペラとはどのようなプロペラか?

問19.キャビテーションとは、どのような現象か?

問20.プロペラには、どのような材質が採用されているか?

燃料・潤滑油

問21.燃料油中に含まれる不純物の種類について答えよ。

問22.燃料油の添加剤の種類について答えよ。

問23.シリンダー油とシステム油の違いについて述べよ。

※ 最大の違いは?

問24.タービン油、システム油、シリンダー油を積み込む場合、どの順番で積み込むか?それはなぜか?

※ 類似問題で、A重油とC重油の積み込み問題があります。

問25.燃料油のグレード、粘度による分類について述べよ。

補機2

問26.渦巻ポンプの理論吸入揚程について説明せよ。

問27.MGPSの原理、調整の方法について説明せよ。

問28.冷却海水ポンプの台数と流量の制御について説明せよ。

※ どのタイミングで、どのようにして制御する?

問29.造水器のエジェクターについて、ブライン・抽気は、どこから引いているか。ブラインとはなにか?

電気

問30.誘導電動機のすべりとは何か?

問31.発電機の並列運転の手順について説明せよ。

問32.並列投入前に電圧が違うときどのように対処するか?

問33.非常灯の電圧は、何ボルトか?

問34.スペースヒーターとは、どのようなものか?

※ どこに、何の目的で設置されている?

問35.24Vのソケットに12Vの電球を入れるとどうなるか?

※ 明るくなる?暗くなる?変わらない?

問36.発電機の周波数,回転数,極数の関係を述べよ。

※ 式

海技試験六法を使用する問題

問37.管系の識別標識について、どの法律又は規則に何と定められているか?

問38.主機関の非常停止装置が適合していなければならない基準、誤動作を防ぐカバーについて、どの法律又は規則に何と定められているか?

問39.取扱説明書について、どの法律又は規則に何と定められているか?

ヒント

船員労働安全衛生規則

(管系等の表示)
第二十三条 船舶所有者は、船内の管系及び電路の系統の種別を告示で定める識別標準により表示しなければならない。

船舶機関規則

(遠隔制御装置)
第九十三条 遠隔制御の機能を有する制御装置(以下「遠隔制御装置」という。)は、第九十一条の規定によるほか、次に掲げる基準に適合するものでなければならない。
一 遠隔制御を行う場所において、機関の始動及び停止その他の機関の作動のために必要な操作を容易に、かつ、確実に行うことができるものであること。
二 遠隔制御の機能を手動で解除することができるものであること。
三 前条第二号に掲げる基準
2 主機の遠隔制御装置は、次に掲げる基準に適合するものでなければならない。
一 プロペラ軸の回転方向(可変ピッチプロペラにあつては、プロペラの翼角)及び回転数を制御することができるものであること。
二 二以上のプロペラを有する船舶にあつては、当該プロペラに連結された主機を独立に制御できるものであること。
三 始動に圧縮空気を必要とする主機の遠隔制御装置にあつては、当該主機の設置場所において当該主機を始動するために十分な始動用空気の圧力を確保するための措置が講じられたものであること。
四 故障により遠隔制御を行うことができない場合に主機の制御を当該主機の設置場所において行うことを妨げないものであり、かつ、当該主機の設置場所における制御を行うまでの間、当該主機の回転数をできる限り保持することができるものであること。ただし、互いに独立した二以上の遠隔制御系統を有する場合は、この限りでない。
五 故障により遠隔制御を行うことができない場合に遠隔制御を現に行つている場所において警報を発する装置が備え付けられたものであること。
六 非常の際に主機を停止するための非常停止系統であつて次に掲げる基準に適合するものを有するものであること。
イ 遠隔制御系統から独立したものであること。
ロ 当該非常停止系統の操作装置は、誤つた操作を防止するための措置が講じられたものであること。
3 二以上の場所において遠隔制御を行うことができる主機の遠隔制御装置は、前項の規定によるほか次に掲げる基準に適合するものでなければならない。
一 二以上の場所において同時に遠隔制御を行うことができないものであること。
二 遠隔制御を行うことができる場所には、遠隔制御を現に行つている場所を表示するための装置が備え付けられたものであること。
三 船橋以外の遠隔制御を行うことができる場所には、船橋より発せられた主機に係る命令を確認するための装置が備え付けられたものであること。
四 遠隔制御を行う場所の変更は、専ら機関室(主機の遠隔制御のための装置が集中配置されている場所を含む。)において行うことができるものであること。
五 遠隔制御を行う場所を変更する場合において、その変更が終了するまでの間、当該主機の回転数をできる限り保持することができるものであること。
六 遠隔制御を行うことができる場所において相互に連絡するための装置が備え付けられたものであること。

(説明書)
第百一条の二 船舶には、船員が通常業務に従事する場合において使用する言語により作成された船舶の推進に関係のある機関の取扱い及び保守に関する説明書及び図面を備え置かなければならない。

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