3E 機関3 筆記試験〔計算問題No.17〕平鋼板の伝熱(1)

3E 機関3 筆記試験〔計算問題No.17〕平鋼板の伝熱(1)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関3 計算問題に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

厚さが8㎜,熱伝導率52W/(m・K){45kcal/(h・m・℃)}の平鋼板の両面温度差が40℃とすれば,毎時毎平方メートルについて,どれだけの熱が伝熱されるか。
注:計算は,SI(国際単位系)又は重力単位系いずれで行ってもよい。

【出題:23/10】

解説

まず,伝熱の基本式は,

ですね。これを理解してください。

図で描くと

イメージで覚えることも重要です。

そして,計算問題を解くときには,熱伝達率の単位に注目しましょう。

ここで,工学単位系で計算する時には問題ありませんが,SI単位系で計算する時には,単位を見るだけではわからないので,注意が必要です。

この問題の要点は,単位時間当りというところです。

SI単位系では,W=J/s ですので,これを時間に直さなければならない点に注意が必要です。

単位を理解して,間違えないように!!!

答え:936 MJ