3E執務一般 筆記問題 機関室その他の船内に浸水する場合の応急処置

3E執務一般 筆記問題 機関室その他の船内に浸水する場合の応急処置

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,執務一般に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題1

機関室の浸水に関する次の問いに答えよ。

(1) 浸水事故が発生した際,その原因が確認できるまでに行うべき事項は,何か。
(2) 船体の小破口から海水が流入している場合は,どのような処理を行うか。
(3) 船体の大破口から海水が流入し,排出量が流入量を上回っている場合は,どのような処置を行うか。
(4) 防水処置の効果がない程の浸水状態の場合は,どのような処置を行うか。

【出題:26/04】

問題2

機関室に浸水した場合の応急処置を述べよ。

【出題: 24/02,27/07】

コメント

浸水の状況(浸水量)に応じて,それぞれ処置方法が異なるのですが,浸水箇所が分からない,原因が分からないといった時には,まず,上司なり機関長なりに連絡すべきでしょうね。浸水量が多い場合には,船橋にも連絡し,乗組員全員で対応を行わなければならないでしょう。
基本的には,浸水を止めるという措置が行われるわけですが,浸水量が排水能力を上回った場合には,沈没の危険があり,沿岸の場合と遠洋の場合で,対処方法も違います。

参考サイト

マイハダ(マキハダ)・槙肌:ルーフネット編集部

参考写真(水密扉)

以下の写真は,遠隔で操作できるスライド式の水密扉です。

三級海技士(機関)筆記試験問題
このページでは、三級海技士(機関)の筆記試験問題に関する説明を行います。