三級海技士(機関)機関二 筆記問題ガス圧縮式冷凍装置(3)

三級海技士(機関)機関二 筆記問題ガス圧縮式冷凍装置(3)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関二に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

ガス圧縮式冷凍装置に関する次の問いに答えよ。

(1) 冷媒中に空気が混入した場合,どのようにして空気を排除するか。

【出題:23/07,26/04,27/07】

(2) 圧縮機が液冷媒を吸い込むと,どのような不具合を生じるか。

【出題:23/07,26/04】

(3) 自動運転中,圧縮機の始動及び停止は,それぞれどのようにして行われるか。(次の①~④の機器名を用いて,説明せよ。)

① 圧縮機 ② 庫内温度調節スイッチ(サーモスタット)
③ 電磁弁 ④ 低圧スイッチ(低圧圧力開閉器)

【出題:23/07,26/04,27/07】

(4) 凝縮器の冷却管の冷却水側が汚れた場合,冷凍能力は,どのようになるか。

【出題:24/04】

(5) 温度自動膨張弁の開度は,どのようにして自動的に調節されるか。

【出題:24/04】

解答

(1)・空気抜き装置(ガスパージャ)がある場合
パージャドラムを冷却して,空気の混入した冷媒をパージャドラムに入れ,上部に分離した空気(不凝縮ガス)を排出する。
・空気抜き装置がない場合

① 圧縮機を運転して冷媒を受液器に集める。
② 運転を止めて,凝縮器の海水冷却を続ける。
③ 凝縮器の空気抜き弁(パージ弁)から徐々に空気を抜く。
④ 凝縮器の圧力計の示度に注意し,冷却水温度にあった飽和圧力になるまで放出を続ける。

(2) 非圧縮性であるので,液冷媒がシリンダ内に入ると,シリンダ,ピストン及び弁などを破損するおそれがある。

(3)・始動

① 冷蔵庫又は冷凍庫内の温度が,庫内温度調節スイッチ(サーモスタット)の設定値よりも上昇すると電気接点が閉じ,電気信号により電磁弁が開く。
② 電磁弁が開くと,ガスが流れ圧縮機の入口に達する。
③ ガスの圧力が圧縮機の入口側に取り付けてある低圧スイッチ(低圧圧力開閉器)の一定圧力(停止圧力との差圧)より高くなったときに,電気接点を閉じ,電気信号により圧縮機が始動する。

・停止

① 冷蔵庫又は冷凍庫内の温度が,庫内温度調節スイッチ(サーモスタット)の設定値よりも下降すると電気接点を開き,電磁弁が閉じる。
② 電磁弁が閉じると,圧縮機の入口に向かうガスの流れが止まる。
③ ガスの圧力が圧縮機の入口側に取り付けてある低圧スイッチ(低圧圧力開閉器)の設定圧力より低くなったときに,電気接点が開き,圧縮機が停止する。

(4) 凝縮器の能力が低下するため,凝縮能力(高圧側のガス圧)は上昇する。

(5) 蒸発器出口の温度を感温筒で検知して開度を変える。膨張弁内部のダイアフラムの上面と下面にそれぞれ感温筒内の圧力と蒸発圧力及びスプリングの力を作用させ,それらのバランスによって弁を開閉させて冷媒流量を変化させ,過熱度が一定となるように自動的に調整される。

三級海技士(機関)筆記試験問題
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