三級海技士(機関)機関二 筆記問題 同期発電機(1)

三級海技士(機関)機関二 筆記問題 同期発電機(1)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関二に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

同期発電機に関する次の問いに答えよ。

(1) 定格出力を表すのに,kWでなくkVAを用いることがあるのは,なぜか。【出題:24/10,28/10】

(2) 負荷投入時の瞬時電圧降下が小さいと,どのような利点があるか。【出題:24/10,27/10,28/10】

(3) 並行運転中に力率がふぞろいの場合,どのようにして調整するか。【出題:24/10,28/10】

解答

(1) 交流電力には有効電力と無効電力があり,負荷の力率によって変化するため,同期発電機の定格出力は(定格電圧×定格電流)の皮相電力で表わされる。この単位がkVAである。

(2) ① 他の電気機器に与える電圧変動の影響が緩和される。

② 大型電動機の直入れ始動が可能となる。

③ 発電機自身の容量にも余裕が生じる。

(3) 電圧を調整する。界磁抵抗器で励磁電流を調整する。

参考文献

機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年

東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

三級海技士(機関)筆記試験問題
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