三級海技士(機関)機関一 筆記問題 プロペラ軸系(2)

三級海技士(機関)機関一 筆記問題 プロペラ軸系(2)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関一に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

プロペラ軸系の中間軸受に関する次の問いに答えよ。

(1) 構造上,ディーゼル機関の主軸受と異なる点は、何か。 【出題:25/10,27/07】

(2) 注油は、一般にどのようにして行われるか。 【出題:23/07,25/10,27/07】

(3) 潤滑油が軸を伝わって漏れるのを防ぐには、どのような方法があるか。 【出題:25/10,27/07】

解答

(1) ① 主軸受は荷重を上下に受けるので,軸受の上半,下半とも,内面にホワイトメタルを鋳込んであるが,中間軸受は,単に軸の質量を支えるのみのため,下半分のみホワイトメタルを鋳込んだものを使用し,上半分は,塵よけ程度のカバーとして軸受面は設けない。ただし,高速のもので船体の変形を考慮したものには上半分にも軸受面を設ける。

② 大形中間軸の場合は,軸受に冷却水室を設け冷却を行う。

(2) ① 滴下式:軸受上部に設けた油だめから綿糸を伝わせて注油する。

② オイルリング式:軸にのせたリングが軸とともに回転し,軸受下部の油だめから油をかき上げて注油する。

③ オイルカラー式:軸に固定されたオイルカラーが軸受下部の油だめから油をかき上げて注油する。

④ 強圧注油式:油圧ポンプにより圧油を注油する。

(3) 潤滑油が軸を伝わって漏れるのを防止するための油切り,油覆,フェルトが取り付けられる。

参考文献

機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年

東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

三級海技士(機関)筆記試験問題
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