できるだけ多くの海事人材を世に送り出す(その5)

おはようございます。

遂に、訪問者数が5000人を超えました。

これも皆様のおかけです。少しは、お役に立てたと勝手に思い込んでおります。

このサイトに訪れ、少しでも上の級を目指してくれる船乗りや候補生が増えることを願っております。

さて、今回の記事は、いつもの記念記事の続きです。

前回、見事に一級海技士(機関)の筆記試験に落ちたところからのつづきです。

心のライバル

5年生になり、4月の定期試験で一級海技士(機関)筆記試験に落ちた(機関一,機関二のみ科目合格)私は、7月の定期試験での合格を目指し、勉強を始めました。

しかし、最後の執務一般は、半分が英語の問題。

正直、中学英語をLesson 4で挫折した私にとって、全く受かる気がしませんでした。

そして、運命の7月定期試験。

結果は、もちろん不合格!!

もう、受かる気がしない。

一方のH君、今度は、三級海技士(航海)の筆記試験に見事一発合格。

完全に遠い雲の上の存在でした。

その後、練習船に1年乗らなければならず、海技試験は、しばしおあずけ。

そして、1年後の10月定期試験。

こうなったら、科目合格(3科目)を全部捨てて、一発合格を目指すしかない!!と、

一級海技士(機関)の筆記試験4科目を受験しました。

ただ、その時の定期試験は、船会社に就職が決まっていたので

三級海技士(機関)の口述試験,船橋当直三級海技士(航海)の口述試験とトリプル受験。

別に就職するために、一級海技士(機関)の筆記試験合格は、必要条件ではなかったのですが、H君に少しでも追いつくため(?)、いえ、単に悔しかったからでしょうか。

まあ、今考えれば、他の試験を落とすと就職が流れる恐れがあるのに、危険な賭けにでたものです。

そして結果は・・・・・

全て合格。何とか、戦いを終わらせることができました。

えっ、何の戦い?????

そうですね、終わっていませんでした。

それから、6年後の7月定期試験、ラッキーなことに近代化船に乗って当直航海士をやっていたため、三級海技士(航海)の受験資格(筆記試験は免除ではない)を得た私は、三級海技士(航海)の試験を受けることに!

どこかで、H君に追いつきたいという気持ちがあったのでしょうね~

今考えると、勝手にH君をライバル視していたような気がします。

会社もH君は、No.1の企業へ。私は、・・・だったんですけど。

そして、結果は・・・。そうですね、この話は、またの機会にお話ししましょう。

つづく(いつか)

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