3E執務一般 筆記問題 船内応急工作 その3

3E執務一般 筆記問題 船内応急工作 その3

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,執務一般に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

船内応急工作におけるガス溶接作業に関して,次の問いに答えよ。【出題:26/02】

(1) アセチレンボンベは,作業の際,横に倒した状態にしてはならないのは,なぜか。

(2) 軟鋼板を溶接する場合,使用する火口は,どのようなことを考慮して選定するか。

(3) 溶接作業中,逆火が起こるのは,どのような場合か。

解答

(1) ボンベを横に倒した状態にすると,アセチレンと一緒にアセトンが噴出するので,ボンベは,必ず立てて使用する。

(2) 火口は,溶接する板厚によって変えなければならない。板厚が厚くなるほど大きい火口(火口番号の大きいもの)を選ぶ。

(3) ① ガスに塵埃が含まれていて,そのために酸素の噴出孔や火口を閉鎖し,ガス吸引作用が鈍くなったとき。
② 長時間の連続使用で,火口に酸化物が付着して,ガスの噴出が悪くなったとき。
③ 火口が過熱して,ガスの着火速度が迅速になったとき。
④ 火口が摩耗して大きくなり,ガスの噴出速度が小さくなったとき。
⑤ 酸素圧力が低下して,アセチレンガスの吸引が悪くなったとき。
⑥ 品物に火口先が接触したとき。

参考:岡谷酸素株式会社

三級海技士(機関)筆記試験問題
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