三級海技士(機関)機関二 筆記問題 誘導電動機(5)

三級海技士(機関)機関二 筆記問題 誘導電動機(5)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関二に関する過去問題です。
※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

三相誘導電動機に関する次の問いに答えよ。【出題:26/07,28/10】

(1) 図において,トルクとすべりの関係を示す曲線(トルク-速度曲線)は,(ア)~(ウ)の中のどれか。

(2) 電動機を逆転させるには,一般に,どのような方法がとられるか。また,その原理は,何か。

解答

(1) (ウ)

(2) 電力電圧が三相交流の場合,任意の2線を入れ替えることにより電動機を逆転させることができる。

【原理】三相交流の場合,各相は,互いに120度の位相差がある。三相交流は各相をR相,S相,T相と表し,各相の順番のことを相回転あるいは相順という。回転磁界は,相回転の方向に回転するので,任意の2線を入れ替えることによって相回転の方向は反対となり磁界の回転方向も反対となる。したがって、電動機の回転方向は逆になる。

参考文献

機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年

東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

三級海技士(機関)筆記試験問題
このページでは、三級海技士(機関)の筆記試験問題に関する説明を行います。