三級海技士(機関)機関一 筆記問題 ディーゼル機関(32)主軸受2
以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関一に関する過去問題です。
※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。
問題
四サイクルディーゼル機関の主軸受に関する次の問いに答えよ。【出題:25/04,28/04】
(1) 基準軸受は,他の主軸受と構造上どのように相違するか。また,機関のどの位置に設けられるか。
(2) 主軸受キャップ上部から注油する場合,上メタルの油溝の大きさは,何を考慮して決められるか。
(3) 主軸受メタルに割れや剥離を生じる場合の原因は,何か。
解答
(1)・基準軸受は,両端につばを付け,表面に軸受メタルを張り,スラストを受ける。ほかの軸受は,つばを付けず,つばがあっても軸受メタルを貼り付けない。
・はずみ車に一番近い主軸受を基準軸受とする。
(2) クランクピン軸受及びピストンピン軸受並びにピストンの冷却に必要な油量を供給できる油路の広さにしなければならない。
(3) ① 軸受メタルの材質不良のとき。
② 軸受メタルの鋳込み不良で裏金との密着不良のとき。
③ 軸心の不良による過大な荷重が作用するとき。
④ 軸とメタルの隙間が過大で,メタルに作用する衝撃力が大きいとき。
⑤ 油溝の形状,加工が悪いとき。
⑥ 激しいディーゼルノックや過回転を起こしたとき。
参考文献
機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年
東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年
機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年
機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年