三級海技士(機関)令和2年7月定期 筆記試験問題 機関3

三級海技士(機関)令和2年7月定期 筆記試験問題 機関3

制限時間1時間30分,配点 各問10,総計200

機関3

(一)潤滑油に関する次の問いに答えよ。

(1) 動粘度は,どのようにして求めるか。また,その単位は,何か。
(2) 油性とは,どのようなことか。

(二)熱の移動に関する次の文の[ ]の中に適合する字句を記せ。

(1) 固体の内部を熱が移動することを熱[ ア ]という。
(2) 固体内のある点から,他の点までの熱の移動する量は,その間の温度差に[ イ ]する。
(3) 固体の面と,それに接する流体との間の熱の移動を熱[ ウ ]という。
(4) 流体では,[ア]によって熱が伝わるだけでなく,[ エ ]によって熱が伝えられる。
(5) 中間の物体にたよらずに,離れている物体に直接熱が移ることを熱の[ オ ]という。

(三)鋼材料の焼入れにおいて,どのような場合に焼割れを生じるか。また,焼割れの原因は,何か。それぞれ記せ。

(一)図は,機械製図における「めねじ」の図示の一例である。図に関する次の問いに答えよ。

(1) ねじの種類は何か。
(2) ねじの呼び径は,いくらか。(単位も記せ。)
(3) 寸法長さ14の部分を何と呼ぶか。
(4) 寸法長さ3の部分を何と呼ぶか。
(5) 上記(3)のねじ部の算術平均粗さはいくらか。(単位も記せ。)

(二)内圧3.5MPa{35kgf/cm2}の円筒形圧力容器の蓋を8本のボルトで締め付けるとき,1本のボルトの直径(最小径部)は,いくらにすればよいか。ただし,蓋の内径を28㎝,ボルト材の許容引張応力を60MPa{600kgf/cm2}とする。

注:問2(二)の計算は,SI(国際単位系)又は重力単位系いずれで行ってもよい。