三級海技士(機関)口述対策 10日間チャレンジ8日目

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おはようございます。

先週に引き続き、三級海技士(機関)口述対策 10日間チャレンジの7日目です。

※ 蒸気タービンの問題は、削除しています。

いつものように、答えは、自分で調べてくださいね。

第8日目は、平成22年10月の問題から。

導入問題

問1.最後に乗船した練習船(又は、最後に乗船していた船)の主要要目を答えよ。

※ これは、必ず押さえておいてください。試験の流れとして、ここから問題へと導くのが定番です。

力学・熱力学・材料力学等(基礎力学)

問2.遠心力とは何か?また、遠心力を用いた機械にはどのようなものがあるか?

問3.トルクとは何か?

※ モーメントとは?

問4.ボイル・シャルルの法則とは何か?

※ これは、概念的に覚えているべき、エンジニアの基礎知識です。ベルヌーイの定理と共に覚えておけば、機関室内の圧力計や温度計の示す意味(又は異常発見)が理解できると思います。

問5.絶対零度とは何か?

※ 絶対圧力なんて用語もあるよ。

問6.熱伝導の種類と概略について述べよ。

※ 3つ

問7.臨界温度、臨界圧力

※ ボイラーのところで習ったと思います。

問8.熱応力とは、何か、簡単に説明せよ。

※ 他の応力も覚えてね。

問9.ホワイトメタル、ケルメットの材質,利点を説明せよ。

問10.ステライトとは何か(各成分の割合も含む)?

※ どこに使用されるか?

問11.線膨張率,線膨張係数について説明せよ。

問12.温度計について、熱電対,測温抵抗式、バイメタル式から1つを説明せよ。

問13.安全率について説明せよ。

ディーゼル機関

問14.直前に乗船していたディーゼル船の最高圧力の値は?平均有効圧力とは?

問15.ディーゼル機関の名称(図を見ながら)を答えよ。

※ クロスヘッド型、トランクピストン型の構造を覚えておくこと。

問16.トランクピストン,クロスヘッドの利点,欠点は。

問17.図示出力の求め方。4サイクルと2サイクルで式が異なる理由は?図示出力と軸出力の大小とその理由について述べよ。

※ 4サイクルディーゼル機関と2サイクルディーゼル機関の代表的な相違点は?

問18.燃料消費率とは、その値から何がわかるか。2サイクルディーゼル機関の既値は?

問19.クランクデフレクションとは何か。なぜ発生するか。

問20.クランクデフレクションの計測時に、ディフレクションゲージをどこに取り付けるか。

・デフレクションゲージの値以外に記載すべき事項は。

・冷態時は上反りか下反り、どちらの状態になりやすいか。その理由は?

・修正を要する値は。

問21.クランク点検で、点検する項目(デフレクション以外で)を挙げよ。

問22.シリンダーライナーの計測に関して、計測方法、計測機器など、計測箇所について説明せよ。

問23.ディーゼル機関のライナーの摩耗を発見する方法(計測する以外で)について説明せよ。

※ どのような現象が見られるか?燃料,潤滑油の消費量は、どうなるか?

問24.経年変化によってライナーが摩耗した場合に起こることを挙げよ。

問25.たわみ継ぎ手とは何か?

問26.はずみ車とは何か?

問27.ピストンリングの材質はどのようなものが使用されるか。

問28.ピストンリングの張力の簡単な測り方について説明せよ。

問29.主機、発電機の潤滑油の圧力、温度について、おおよその値を答えよ。

問30.ホワイトメタルの特徴、硬さはどのくらい

問31.ディーゼル主機関の伝達効率、推進効率について、おおよその値を答えよ。

問32.試運転の要領を述べよ(船橋との連絡を含む)

問33.ディーゼル主機関が始動しない理由を述べよ。

※ よく、電化製品の取扱説明書で、動かないときに「電源は入っていますか?」なんて記載もありますね。そのようなところからでも、考えられることを全て答えましょう。

問34.ディーゼル機関始動直後に気をつけることを挙げよ。

※ 特に、始動時は、どのような状態なのか考えながら。

問35.運転中の異音は、どのような原因が考えられるか?

※ 機関室で聞くことができる音には、どんな音がありますか?

プロペラ,軸系

問36.ハイスキュードプロペラとは何か?

※ 参考サイト:プロペラ,『3級舶用機関整備士指導書』(日本財団図書館)

問37.キーレスプロペラとは、何か。

問38.キーレスプロペラは、プロペラ軸にどのように締め付けているか。

問39.入渠時にプロペラについて、確認する個所を挙げよ。

問40.プロペラの材質を挙げよ。

問41.CPPとは、何か。その構造は、利点は?

問42.船尾管とは何。船尾管軸受けの材質、船尾管軸封の構造、リップシールの向きについて説明せよ。

問43.船尾管オイルバス式について利点を説明せよ。

問44.プロペラを抜き出す際の手順及び注意すべきことは何か?

問45.プロペラ軸にかかる応力を全て応えよ。

問46.キャビテーションとは?

※ どういう所に、どういう状況で発生しますか?

問47.航走時に船体に掛かる抵抗を挙げ、簡単に説明せよ。

ボイラー

問48.ボイラー水の試験項目とその値を説明せよ。値をどう修正するか述べよ。

※ ブローの方法、ブロー時の弁操作等。

問49.キャリオーバーとは何か?何が原因か。どういう不具合が発生するか。

問50.プライミングとは何か?対処方法を説明せよ。

問51.ボイラー給水の脱気方法について説明せよ。

問52.ボイラー付属弁のシングルシャット,ダブルシャットとは何か?

問53.ボイラーの燃焼状態は、どのように確認するか。

問54.ウォーターハンマーとは何か?

電気,電子

問55.発電機の並列運転で等しくする項目とその値を述べよ。その項目があっていなければ何を操作して調整するか。なぜ同期検定器は時計回りにするか。反時計回りだとどのような不具合があるか。

問56.ブラシレス交流発電機の構造について、説明せよ。

問57.誘導電動機の始動方法は、同期測度の求め方。Y-Δ結線は、何を表しているか。何のために、そのような結線を行うか。

問58.アース、ショートの弊害について説明せよ。アースが出た場合の探索方法を説明せよ。

問59.配電盤の優先遮断とは何か?

問60.配電盤の保護装置を挙げて説明せよ。

問61.電気回路図から合成抵抗を求める計算問題(例えば、直流回路で抵抗が並列に繋がれていた場合)

問62.誘導電動機の調速法3つの内、1つを説明せよ。

問63.変圧器の変化比とは?並列運転と保守について説明せよ。

問64.力率とは何か?

自動制御

問65.自動制御における、制御装置について、制御に使用する動力ごとの種類を述べよ。

補機

問66.造水器の構造と造水の原理について簡単に説明せよ。

※ 器内圧力は、蒸発温度は、飲めますか?

問67.空気圧縮機の潤滑方法について説明せよ。

問68.以前乗船したことのある船舶の空気圧縮機は、何段型か。

※ なぜ一段ではないのか。なぜ中間冷却器やアフタークーラーを用いるか。主空気槽の圧力は?

問69.M0チェックの空気圧縮機の項目を挙げよ。また運転時の注意事項を述べよ。

問70.冷凍機に関して、冷凍サイクルを簡単に説明せよ(冷媒状態を説明)。感温筒の中身は何が入っているか。冷凍機をどうすれば暖房に変えられるか。

問71.渦巻ポンプの特徴を述べよ(他のポンプと比較して)。

問72.渦巻ポンプの吐出側を閉めて始動する理由を述べよ。

問73.操舵装置の使用温度,圧力について述べよ。

問74.ジャネーポンプについて説明せよ。

問75.油清浄機に使われる作動水の名前を全て挙げ、どのようなものか説明せよ。

問76.海水系統のストレーナーの掃除の手順について説明せよ。

燃料,潤滑油

問77.燃料の凝固点、流動点、引火点、発火点を温度の高い順に並べよ。また引火点とは何か?

問78.燃料の性状、セタン価とは、発熱量とは、その値は?

問79.燃料の不純物を挙げ、簡単に説明せよ。

問80.燃料に含まれる硫黄分やバナジウムが存在する場合の不具合について説明せよ。

問81.燃料の中に、シリカ、アルミナが存在するとどのような弊害があるか。

問82.シリカ、アルミナを触媒として生成した燃料油の名前は何というか?

問83.潤滑油の役割を述べよ。潤滑油の役割を6つ答えよ。

問84.タービン油,ディーゼル油に求められることを述べよ。

問85.潤滑油に使用する添加剤を挙げ、簡単に説明せよ。

問86.TBNとは、何か。シリンダー油のTBNについて説明せよ。

問87.船内において、潤滑油の清浄が出来ているかの検査の方法について述べよ。

問88.船内における潤滑油の清浄方法について述べよ。

参考サイト1:「燃料油」『1級舶用機関整備士指導書』(日本財団図書館)

参考サイト2:「潤滑油」『1級舶用機関整備士指導書』(日本財団図書館)

海技試験六法を使用する問題

問89.海技免状の有効期限が切れた際、必要なのは身体検査証明と何ですか?国土交通省が定める乗船履歴とあるが、何年以上か?

問90.油記録簿に関して示してある条文を読み上げよ。

問91.非常配置表に記載すべき記号は何か?

※ 第3条の3

問92.床面等の安全について、どのように定められているか。

問93.定期検査において、電気設備の準備は、どのようなものがあるか。

※第24条

問94.電圧降下は、どの程度にしなければならないか。

※ 第238条

問95.密閉区画からの脱出装置等について、どのように定められているか。

※ 第21条

問96.発電機の回転軸について、どのように定められているか。

※ 第187条

問97.シリンダー,クランク室の過圧を防止するため、どのような装置が設備されているか。

※ 第23条

問98.消火ポンプに求められる能力は?

※ 第36条,船舶の消防設備を定める告示 第2条

参考リンク

【油圧の豆知識】油圧装置の構成と作動の仕組み(盛和工業グループ)

各種ポンプの構造へのリンク(大晃機械工業株式会社)

船舶設備規程(昭和九年二月一日逓信省令第六号)

船舶消防設備規則(昭和四十年五月十九日運輸省令第三十七号)

船舶機関規則(昭和五十九年八月三十日運輸省令第二十八号)

船員労働安全衛生規則(昭和三十九年七月三十一日運輸省令第五十三号)

船員法施行規則(昭和二十二年九月一日運輸省令第二十三号)

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